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マッチングアプリで騙された!詐欺の手口や被害事例、対策方法、相談先を徹底解説

更新日: 代表弁護士 中川 浩秀
マッチングアプリで騙された!詐欺の手口や被害事例、対策方法、相談先を徹底解説
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マッチングアプリは手軽に出会いを求めることができます。

しかし、その便利さゆえに詐欺被害に巻き込まれる事例が近年発生しています。

本記事ではマッチングアプリ使用時の詐欺について解説していきます。

マッチングアプリで騙された!詐欺の被害事例について

それでは実際にあったマッチングアプリの詐欺被害の事例をあげ、詳しく見ていきましょう。

事例1. 暗号資産詐欺

被害者は、日本在住ワイン輸入業者の役員というイギリス人男性とマッチングアプリで知り合いました。

無料メッセージアプリで連絡を取るようになり、やり取り開始時から男性は被害者のことを「妻」と呼び、被害者に対し、「結婚後に優雅な生活を送るために二人で資金を出しあって投資をしよう」などと伝えていました。

被害者は、暗号資産取引所に口座を持っていたので、その口座で暗号資産を購入し、男性が指定した口座に数日間にわたり合計130万円分の暗号資産を送ってしまいました。

数日後に男性と会う約束をしていたので、男性に会うためにも必要だと思い、さらに40万円分を送ってしまいましたが、男性から「新型コロナに感染したから会えない」との連絡を受けました。

その後、被害者は、男性から追加で40万円分を用意するように言われましたが、20万円分しか用意できないと伝えて暗号資産で送ると、その日から男性と連絡が取れなくなってしまったケースがあります。

事例2. 投資詐欺

被害者は、マッチングアプリを通して中国人の女性と知り合いました。

アプリを通してやりとりをしておりましたが、仲良くなったので無料通話アプリを交換し頻繁にやり取りを始めました。

女性はFXの取引でもうかっており、「叔父はプロの投資家で、ほとんど負けたことがなく才能があるため教えてもらっている」とのことです。被害者は投資の経験は全くありませんでしたが、女性が言うのであれば本当だろうと思い、言われた通りにスマホに外国のFX取引のアプリをダウンロードし、女性からアドバイザーと呼ばれる人を紹介され、無料通話アプリでやり取りを開始しました。

FX口座を開設するために運転免許証の写真を送付し、投資金として国内の銀行の外国人名義の口座に10万円を振り込むことに。

毎日女性と連絡を取り、女性から指示を受け売買をしていたとのことです。アプリ内ではもうかったので、数日後さらに200万円を振り込みました。

しかし、さらに投資しようとすると振り込みができませんでした。もうけ分の出金を依頼したが、既読になっているのに返信が来なくなってしまったケースがあります。

参考:マッチングアプリ等で知り合った人に騙されないためのチェックリスト
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20221221_1.html

マッチングアプリ詐欺の主な手口

マッチングアプリ詐欺には主に

①投資詐欺
②デート商法
③結婚詐欺
④国際ロマンス詐欺
⑤ぼったくり

に分けられます。それぞれに手口について、解説します。

①投資詐欺

マッチングアプリ上の投資詐欺は、恋愛感情を利用して金銭を騙し取る詐欺の一種です。

加害者は魅力的なプロフィールで近づき、親密になった後、「簡単に稼げる」「一緒に豊かになろう」などと言って投資を勧めてきます。

仮想通貨やFXなどを装い、偽の投資サイトへ誘導し、入金を促します。
最初は利益が出たように見せかけて追加の入金を誘いますが、最終的に出金できず、相手とも連絡が取れなくなります。甘い話には注意が必要です。

②デート商法

マッチングアプリ上のデート商法は、恋愛感情を利用して商品やサービスを高額で売りつける悪質な勧誘手法です。

加害者はアプリで接触し、好意を装って親密になった後、デートを重ねながら特定の商品や投資、セミナー、情報商材などを勧めてきます。

実際には必要性の低いものや過大評価された商品であり、通常よりも高額な価格で契約を結ばされるケースが多く見られます。

断ると関係が壊れる不安につけ込み、冷静な判断を奪うのが特徴です。
被害防止のためには、出会ったばかりの相手からの勧誘には慎重になり、少しでも不審に感じたら家族や消費生活センターなどに相談することが大切です。

③結婚詐欺

マッチングアプリ上の結婚詐欺は、結婚をほのめかして相手の信頼を得たうえで金銭をだまし取る手口です。

加害者は真剣な交際を装い、「結婚資金が必要」「トラブルでお金がいる」などと言って金銭を要求します。
最終的に連絡が取れなくなり、被害者はお金も相手も失います。交際中でも金銭の話には十分注意が必要です。

 

④国際ロマンス詐欺

マッチングアプリ上の国際ロマンス詐欺は、外国人になりすました詐欺師が恋愛感情を利用して金銭をだまし取る手口です。

詐欺師は海外在住を装い、甘い言葉で信頼関係を築いた後、「会いに行きたいが渡航費が足りない」「トラブルでお金が必要」などと理由をつけて送金を求めてきます。写真やプロフィールは偽造されており、実際には会うこともできず、何度も金銭を要求されるケースもあります。

被害者は相手を信じて大金を失うことがあり、深刻な問題となっています。対策としては、ネット上で知り合った相手に安易にお金を送らず、少しでも不審な点を感じたら第三者に相談することが重要です。

⑤ぼったくり

マッチングアプリ上のぼったくりは、デートを装って高額な料金を請求する詐欺手口です。

加害者は魅力的なプロフィールで接近し、「会いたい」と誘って特定の飲食店やバーなどに連れて行きます。

店は詐欺グループと連携しており、普通のメニューに見せかけて、飲食後に法外な金額を請求します。
拒否すると脅されたり、複数人で囲まれたりして支払いを強要されることもあります。

特に人気の少ないエリアや深夜帯に被害が多く、警察に相談しづらい雰囲気を作り出すのも特徴です。

対策としては、初対面で個室や相手指定の店に行かないこと、事前に店名を調べること、異変を感じたらすぐにその場を離れることが大切です。

マッチングアプリで騙されないための対策

マッチングアプリで騙されないための対策として5つほどご紹介します。

個人情報は安易に教えない

マッチングアプリでは、相手が本当に信用できる人物かどうか判断が難しいため、住所や勤務先、電話番号、SNSアカウントなどの個人情報は安易に教えてはいけません。

これらの情報が悪用されると、ストーカー被害やなりすまし、詐欺など深刻なトラブルに巻き込まれる可能性があります。信頼関係が十分に築けるまでは、相手とのやりとりはアプリ内にとどめ、慎重な対応を心がけましょう。

金銭を求められたら詐欺の可能性を疑う

「投資で稼げる」「急なトラブルでお金が必要」など、どんな理由であっても、マッチングアプリで知り合った相手から金銭を求められた場合は詐欺の可能性を疑うべきです。

たとえ親密な関係に見えても、金銭を絡めた話には冷静に対応し、第三者の意見を聞くことが大切です。お金を一度渡すと、さらに要求がエスカレートするケースもあり、回収できないことがほとんどです。

安全な場所と時間を選ぶ

初対面で会う際は、安全な場所と時間を選ぶことが重要です。

人通りの多いカフェや駅近の飲食店などを選び、夜遅くや人気のない場所での待ち合わせは避けましょう。

また、家族や友人に会う予定を事前に知らせておくことで、万が一のトラブルにも対応しやすくなります。

自分の身を守る意識を常に持ち、少しでも不安を感じたら無理に会わない判断も必要です。

相手の言動をチェックする

魅力的すぎる写真や職業、言動に違和感がある場合は要注意です。

詐欺師はネット上から盗んだ写真を使っていることが多く、画像検索で元の写真が他人のものであることが判明する場合もあります。

また、やたらと早い段階で恋愛感情を示したり、「運命を感じる」など大げさな表現を多用する相手は警戒が必要です。冷静な目で相手の言動をチェックすることが予防になります。

第三者に相談する

少しでも相手の言動に不審な点があれば、一人で悩まずに家族や友人、消費生活センター、警察などに相談しましょう。

マッチングアプリ自体にも通報機能があるので、悪質なユーザーはすぐに運営に報告することが重要です。

被害が拡大する前に、第三者の客観的な視点を取り入れることで、冷静な判断ができ、詐欺被害を未然に防ぐことが可能になります。

マッチングアプリで騙された場合の相談先や対処法

第一に、騙されたと感じたら、相手とのやり取りの履歴や送金記録、相手のプロフィール、写真、使用していたアカウント名など、関係する情報はすべて保存しておきましょう。これらは後の捜査や相談時に非常に重要な証拠となります。スクリーンショットや録音、振込記録のコピーなども忘れずに保管しましょう。

第二に、多くのマッチングアプリには、不審なユーザーを通報できる機能があります。

運営側に被害状況を詳しく報告することで、詐欺アカウントが停止され、これ以上の被害拡大を防ぐことができます。被害の有無にかかわらず、不審な行為があれば早めに報告することが大切です。

第三に、金銭をだまし取られた場合や脅迫された場合は、すぐに警察に相談しましょう。
最寄りの警察署に電話することで、対応方法のアドバイスや被害届の提出が可能です。被害届を出す際には、集めた証拠が役立ちます。特殊詐欺やサイバー犯罪を専門に扱う窓口もあるので、そちらに連絡するとスムーズな対応が期待できます。

第四に、全国の消費生活センターでは、マッチングアプリを通じた詐欺や悪質商法に関する相談を受け付けています。専門の相談員が対応してくれ、トラブル解決のアドバイスや必要に応じて関係機関との連携も行ってくれます。

第五に、詐欺師に送金してしまった場合、すぐに銀行やクレジットカード会社に連絡し、振込の停止や調査依頼を行いましょう。場合によっては、詐欺被害として扱われ、返金対応が可能なこともあります。クレジットカードでの決済を利用していた場合、不正利用の調査やチャージバック手続きができる場合もあるので、早めの連絡が肝心です。

最後に、被害の内容によっては、弁護士に相談するのも有効です。相手の身元特定や損害賠償請求の手続きなど、法的対応が必要な場合には、専門家の力を借りることで安心して対応できます。無料相談を行っている自治体や法律相談窓口もあります。

まとめ

マッチングアプリでの詐欺被害は、誰にでも起こり得る身近な問題です。

騙されたことを恥ずかしいと思わず、早めに相談・通報することが、被害を食い止める第一歩です。

一人で悩まず、信頼できる相談機関や家族、友人に協力を求めながら、冷静に対応していきましょう。

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中川 浩秀
執筆者 代表弁護士中川 浩秀 東京弁護士会 登録番号45484
東京スタートアップ法律事務所の代表弁護士として、男女問題などの一般民事事件や刑事事件を解決してきました。「ForClient」の理念を基に、個人の依頼者に対して、親身かつ迅速な法的サポートを提供しています。
得意分野
不貞慰謝料、離婚、その他男女問題、刑事事件
プロフィール
京都府出身
同志社大学法学部法律学科 卒業
同大学大学院 修了
北河内総合法律事務所 入所
弁護士法人アディーレ法律事務所 入所
東京スタートアップ法律事務所 開設
書籍・論文
『スタートアップの法務ガイド』中央経済社
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